
(内容は新聞記事をご参照)
バード女史が東北・北海道の旅をしてその土地の風景、食、慣習、病気などなど外国人の立場から鋭い観察の記録を遺した。
旅した時期はちょうど梅雨の季節で、それはそれは困難な旅を強いられたが、小国13峠を越える頃には雨も上がり、金山を過ぎるまで快適な旅をすることが出来た。
山形を”東洋のアルカディア(桃源郷)”とか”エデンの園”など、シャイな山形県人であれば歯の浮くようなほどまでヨイショしてくれた。
私たちはいい意味に於いてこの”ヨイショ”してくれたことをもっともっと”誇り”にし、次世代に繋いでいく義務があると思っている。
ふるさとを離れてかれこれ40数年、自由に全国を遊び歩いた私も近年、ふるさとの風景のすばらしさや人の優しさは”本物”だと強く思うようになった。
2007年からバード女史が辿った山形路約200kmを山形新聞社(伊藤記者、色摩カメラマン)さんの同行取材を受け踏査・顕彰する事が出来た。
その後東京(1回)や山形(4回)でシンポジウムを開催、歩く旅も数回実施した。その旅に参加してくれた渋谷さんが学生時代に読んだ「日本奥地紀行」に火がつき、2011年「イザベラ・バードの山形路ーアルカディア街道散策のススメー」が出版された。
2011年5月その思いが通じ、錦会長、渋谷副会長始め、大沼さん、結城さんなど山形に在住する皆さんを中心に「アルカディア街道I・B倶楽部」が結成された。
そして2011年6月、アルカディア街道I・B倶楽部ー第一回研究会の旅、8月に第二回研究回の旅が実施された。
こうしてI・B倶楽部の活動は着実に山形に定着しつつある。
今後は多くの人に”東洋のアルカディア”を知って頂くためにも外国語、もちろん日本語でも解説された山形路全行程のマップを作成することが重要と考えている。
そのためにも今後のI・B倶楽部の活動に期待したい。
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