
先日は東京とほぼ同じ時期に梅雨入りした山形は朝から雨が降り出し、翌日のイベントに暗い影を落とした。
当日10日(日)は夕べ雨戸を叩いていた雨も朝食のころには霧雨に変わりトレッキングに期待を持たせてくれた。
集合の9:30ぎりぎりにスカイケーブル乗り場に慌てて駆けつける。
皆さんは早くから集合していてくれていて待ったく持って恥ずかしい限りである。
東京と仙台から7名、他は県内からの参加でこの天候にもかかわらず20名の方が参加してくれた。
(ちなみに地元蔵王からの参加はたったの1名、全くトホホ・・・というしかない)
蔵王山岳インストラクター伊藤仁(伊藤や旅館)山のガイドで龍山ゲレンデを右手に巻きながら大むかし蔵王が噴火して出来た外輪山の内側の新緑に染まる落葉広葉樹林帯の樹木や草花に地形や歴史を交え解りやすく説明して頂いた。
樹木ではオオヤマザクラ、ミネカエデ、コナラ、ミズナラ、シナノキ、野草ではギンラン、ツクバネソウ、ヤグルマソウ、イチヤクソウなどどれも始めてみる樹木や草花にみんなでシャッターを切り、メモをしながら霧雨など忘れ聞き入った。
トレッキングも後半に差し掛かるころは霧雨もすっかり上がり蔵王の上空に青空が広がり始めた。
噴火で出来た「盃湖」を巡りフィトンチッドを全身に浴びながらゆっくりと2時間、初心者コースを堪能することが出来た。
ガイドをお願いすると、今まで知らなかったことが一度に勉強出来ることを改めて実感した。
昼ちょっと前に旧白洲山荘(三宅山荘)を開け、外気を入れ替え参加者に入って貰う。
雨戸を開けると新緑のヤマナラシやコナラ、モミジなどの柔らかな緑が目に飛び込んで来る。
ああ、早く一般開放出来たらなぁ〜とつくづく思った。
「保存・活用の会」の経緯と趣旨を皆さんに解りやすく説明する。
50数年前、白洲さんはここで友人達と麻雀に興じ、牛鍋(すき焼き)を突っついたんだと考えると一層親しみを感じる。
今日の日に合わせ、まちネットの吉岡会員がある”お宝”を皆さんにお披露目してくれた。
私も始めて見るお宝である。果たして・・・
こうして初夏のイベントは無事終えることが出来た。
蔵王で唯一お洒落な店「シャモニー」を参加してくれた皆さんに紹介出来たことは嬉しい収穫だった。
それはですね、蔵王国際スキー場と言っても情け無いほど自慢出来る店がないんだなぁ〜これが・・・