
当日は地元蔵王温泉の方々をはじめ、山形市内、仙台市などから、約70名もの皆さまにお集まりいただき、その模様が翌日の山形新聞に紹介されました。
(山形新聞2011/12/10)


以下、矢口からの報告です。

9:30山形駅で渋谷さんにピックアップして貰い蔵王に向かう。
山の方には随分雪が降ったようで蔵王のスキー場開きにはちょうど良かった。
今シーズンの雪ははどうなるのだろう・・・
奇しくも日経新聞夕刊には、スキー場関係者には嬉しくない記事が大きく報道された。
私は3・11以前から経済の低迷、外国資本による山(森)林(水資源)の買い占め、ナラ・ブナ枯れ、スキー場を抱えたまち、Mt,6問題(蔵王、草津、妙高赤倉、志賀、野沢、白馬・八方の奢り)などを取り上げて来た。
しかしスキー場を含むスキー業界は本当に手を打ってきたのか甚だ疑問に感じる。
いくら私一人が力んでみてもスキー業界が再生出来る妙案は思い浮かばない。

そこで思い切って所有者のM氏にお会いして私の考えを聞いて頂いた。
所有者の方も”趣旨”に賛同して下さった。
私一人ではとてもあの白洲山荘を守れるものではなく、早速仕事仲間である建築家のS氏に相談したところ「面白いから手伝うよ」と快諾してくれた。
あれから半年、建築家(意匠)3名、木造の構造専門家1名、施工の専門家1名に私(造園家の端くれ)を入れた6名で現場となる蔵王スキー場に行くこと3回、地元では白洲次郎と会ったことのある人物にも聞き取り調査をすることが出来、外観・内観の建物診断を行い、東京に戻って5回の会議を重ね、報告会・フォーラムを開催出来る最小限の課題整理をすることが出来た。

参加者は思った(50名)よりも多く65名を越える白洲ファンで開場は一杯になった。
新聞社も3社、テレビ局も2社取材に来てくれた。
東京からも仙台からも参加してくれて熱い思いを語って頂いた。(新聞記事を参照されたし)
2012年2月『仮称:白洲次郎生誕180年記念イベント/樹氷・温泉・白洲次郎を熱く語る』フォーラムの開催をたくらんでいる。来年は保存・活用に向けた勝負の年となりそうだ。
特に「白洲次郎を語る山形の会」の皆さんに基調なアドバイスをして頂いた。
地元関係者の皆様始め建築仲間、スタッフに感謝したい。有り難う!!
タグ:メディア掲載