2016年02月23日

2016/05/14(土)「最上川・芭蕉しろうとハイク(俳句)国際選手権・春」を開催します。

元気・まちネットや山形県庄内町、戸沢村の有志が集まり、庄内町と戸沢村が地域連携し「景観や歴史・文化」を通じて地域に活力をもたらし、元気で楽しいふるさとを創造することを目的とした最上川・陸羽西線活性化委員会が昨年5月発足、これまでフィールドワークや会合を通じて観光資源を探ってきました。

2016年5月14日(土)、新緑の最上峡や白糸の滝を眺め、舟下りやハイキングを楽しみながら俳句を詠む旅を企画しました。
お気軽にご参加下さい。

【旅行期日】
  • 開催期日:2016年5月14日(土)
【旅行条件】
  • 募集人員:40名(最小随行人員15名)
  • 参加費用:¥3,500-(舟下り、バス、入浴、保険、茶菓子代含む。その他飲食代は自己負担となります。)
  • 募集期間:2016年2月10日〜4月30日(但し定員になり次第、締め切りとします)
  • 俳句投稿:2首/一人、芭蕉杯、曾良杯など表彰多数有り (選者は参加者全員とします)
  • お申込先:NPO法人元気・まちネット(担当:矢口) 
    fax:03-3711-1403
    mail:genki-kuma@mc.point.ne.jp
    (郵便番号、住所、氏名、年齢、連絡先などご記入の上、お申込み下さい。)
【スケジュール】

古口港(戸沢藩船番所)(9:00集合) 
9:20出発バス〜9:40本合海(芭蕉・曾良、乗船の地)
10:00〜10:10八向盾
10:20〜10:50(舟下り)
11:50〜12:00庄内藩清川川口番所跡・正岡子規碑
12:20〜12:50羽黒古道から羽黒山
14:00〜14:30北月山荘(俳句発表・懇親会)
16:30〜古口港(戸沢藩船番所)解散17:00(予定)

★北月山荘宿泊希望の方は4月30日までお申込み下さい。
  北月山荘:Tel & fax 0234-59-2137(1泊2食 ¥7,500-)
mail:kitagassanso@town.shobai.yamagata.jp

★お昼は各自、舟下り中もしくはバス移動中に摂って頂ければ良いかと思います。

★新庄駅8:12→8:30古口駅、酒田・鶴岡駅7:40→8:28古口駅 (船番所まで徒歩10分)

【事業企画ほか】

事業主催:最上川・陸羽西線活性化委員会
旅行企画:最上川交通
事業協賛:最上峡芭蕉ライン観光梶A庄内町観光協会、戸沢村観光物産協会ほか
企画協力:NPO法人元気・まちネット

2016年02月16日

イザベラ・バードの山形路を追体験(北遊草)その4

【5月7日(木)晴れ、新庄〜及位/約35km】

6時起床、文兄がウオーキングの帰りに買って来てくれたおにぎり2個と水を貰い、7時万場町の兄宅をスタートする。旧道を小一時間歩くと羽州街道(国道112号)に合流、一路金山町へ。途中羽州街道の杉並木が一本だけ残っているのをカメラに収め、上台峠入口に到着したのは9時半、ここから旧道に入り、新緑に染まる雑木林の砂利道をゆっくりと歩く。足裏に痛みが走るのでゆっくりとした足取りでないと歩けないというのが本音なのだ。

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途中樹木が途切れたところにヤマザクラが植えられていることに気付く。2012年(金山でのシンポジウム)には植えられていなかったハズだが、誰が、何のために、いつ頃植えてくれたのだろうか。熊野神社までの間に3ヶ所ほどに約20本植えられていた。熊野神社を少し下った右側の住宅の庭で作業をしていた方にサクラのことを尋ねると、ここ最近、上台峠を歩く人が増えたので、昨年と一昨年に分けて20本ほど地元で苗木を購入して植えてくれたのだと言う。嬉しい限りである。」

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お礼を述べて再び羽州街道に戻り、金山町役場に到着したのはちょうど11時だった。産業課商工景観交流係の丹氏を表敬訪問、ちょうど前課長の須賀さんも来ていたので色々な話が出来た。「上台地区の皆さんがサクラを植えていてくれたこと」、「商工景観交流係に異動した職員は必ず、バードのシンポジウムを担当したらどうだろう」とか「“バードの町“と宣言して良いんじゃないですか」などを提案、6月14日(日)の旅では、「参加者の送迎でマイクロバスを出して貰えないか」と相談、快諾して頂くことが出来た。30分ほどお邪魔して「一福や」に移動する。

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足の痛みでは、及位までの15kmを歩いて午後3時半までたどり着くことは不可能と判断、まちネット山形会員の高橋さんに救急搬送を依頼する。快諾して貰えたので、矢口夫妻と歓談しながらゆっくりバードランチ(焼きおにぎり+お漬物)を食することが出来た。¥500-(珈琲はサービス)途中の栄養補給のためにと、焼きおにぎり2個を貰い、午後12時半スタートする。

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森合峠に入ったのが午後1時、30分ほどで森合峠を越えて国道に出る。途中に田山花袋の碑があった。
余談だが田山花袋著の田舎教師は埼玉県羽生市を舞台にした小説で、日本一周の旅に出た花袋は、秋田からの帰りにこの森合峠を通った。そのときに月山を眺めながら詠んだ短歌が石碑に刻んである。”夕日影 沈まんとする大空に 月の山こそあらわれけり“

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森合峠から国道脇の日当の松並木を抜け、午後2時半ごろ、金山町和田の大きく左カーブの下りを歩いていると、産廃業車の運転手さんから「どこまで行くの?」「及位まで」「まだ結構あるよ、乗って行くか?」「いや、有難う、乗るとズルしたことになるから」と答えると、にっこり笑って「じゃ、気を付けて」と言って走り去った。パンチパーマにチョビ髭をはやした気のいいお兄さんの優しさに思わずうるっときてしまった。
和田地区内を歩いていると前方に見覚えのある黄色いジープが?あれっ色摩さんがしゃがんでカメラを構えている。うっそー・・・手を上げ近づいて来る。「どうしたんですか?」「いやいや、もう及位に着いたかなと焦って来たんだけど会えて良かった」心配でわざわざ駆けつけてくれたのだ。

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嬉しいねぇ〜ホント嬉しい。写真を撮ってくれてまた先に行って待ってくれているという。主寝坂峠に入るところで高橋茂さんが激励に来てくれた。これで勇気100倍、なんとか完歩できそうに気分になって来た。
主寝坂峠に入るとグーッと気温が下がり、寒さが身に浸みる。800mあるトンネルを抜けるともうすぐ及位駅も近い。すると前方に色摩さん、高橋さんが手を挙げて待っていてくれた。ゴールかと思いきやまだ少し先だと言う。勇気を奮って歩き出す。そしてついに午後5時きっかりに及位駅に到着することが出来た。ああ〜150kmはホント長かった〜・・・

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色摩さんとはここで別れる。本当に有難う御座いました。高橋さんの車に同乗して実家まで送って貰った。彼に迎えに来て貰うことが出来なかったらどうしただろうと思うとゾッとする。
こうして、「イザベラ・バードの山形路(150km)」を歩き通すとことが出来た。残り50km(小国13峠)のことが気になって来た。