2012年08月26日

西遊草の旅 踏査・検証ー3

正しい日本の朝食に大満足しているところに山形新聞社さん迎えの車が到着、鼠ヶ関を後にする。
 
昨日ゆっくり見られなかった小国まで移動して自治会長の五十嵐さんに小国宿について話を聞く。
昨日、小国についたとき佐野さんが思わず「大内宿だぁ〜」と声を上げた。
確かにあの福島県にある大内宿の町並みにそっくりである。但し藁葺き屋根の家は一軒も無く、まっすぐ伸びた広い通りと家並みに当時の面影を残すのみであった。
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小国宿を抜け、角間台峠に差し掛かるところにまたもや巨木の杉並木の奥に熊野神社が祀られていた。
3日目の始まりも旅の安全祈願が出来るなんて、今回の踏査・検証は縁起がいいというのかついている。
両側は杉林で鬱蒼としており、暑さから逃れることが出来てまっすぐに伸びる急坂(角間台峠)もすいすい登れた。
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涼しかったお陰でなんなく頂上にたどり着くことが出来た。
頂上からは日本国(標高差555m)が眺望することも出来た。
下りは本当に気分よく降りること出来た。鼠ヶ関川を流れる清流を見ながら小名部(おなべ)集落に到着、昼ご飯をと店を探すがどこにも見あたらず、結局車で海側に位置する温海駅まで戻ることに・・・
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昼食を終え小、再び小名部集落に戻り、山形県と新潟県境の堀切峠に入る。
山形県と新潟県の境界に位置する日本国(標高555m)入り口を西右手に見ながら安心して進んだつもりが、まむしに出会うわアブの大群、よりによって僕だけに集中攻撃を仕掛けてきたのでたまったものではない。
登りも下りも約2km、計4kmを歩き、今回の旅の目的地小俣集落(新潟県)に到着した。
この集落は小俣宿と呼ばれ、各家家の玄関先にはそれぞれの屋号が同じ大きさの板に彫られ当時の面影を色濃く残していた。「吉佐ェ門」という屋号の家に清河八郎母子は泊まったのである。
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「治右ェ門」という屋号の玄関に佇むおじいさんが手招きして我々を呼んでくれている。
訪ねると「旅のみやげだ」と言っておじいさん手作りの竹とんぼをたくさんくれた。こんな出会いも手作りの旅ならではのことで心底嬉しい。
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今日の距離約12km、2つの峠超えも楽しく越えることが出来、今回の「西遊草の旅」は無事終了した。
山形新聞の伊藤さん、色摩さん、佐藤ロッジの佐藤さんご夫妻、同行してくれた高橋茂さん、佐野さんに感謝したい。

 
posted by c at 04:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 清河八郎