金山シンポジウムの報告(その3)
7:00朝食、温泉に入り夕べのアルコールを抜きながら、そして天気の回復を期待しつつ汗を流す。
【7/15(日):バードの足跡を訪ねる】
9:00ホテル出発、9:30役場に到着、この雨にもかかわらず参加者は何と30名。
上台峠に差し掛かる頃は雨も小やみに・・・約1.0kmの羽州街道を散策、地元の方のご厚意でヤブはすっかり綺麗に刈り取られていた。感謝!
イザベラ・バードはこの峠から金山を「ロマンチックな町」と賞賛したのだ。このフレーズを金山町の街並み景観づくり100年構想に取り入れた町民の文化の高さには正直言って驚かされる。池内先生が惚れる理由も解ったような気がした。
バスで移動して街なかを散歩する。昨日パネラーをしてくれた阿部さんが落ち着いた佇まいに彩られた街なかをゆっくり解りやすく解説してくれた。
途中、夕べ交流会を催した「蔵し館」で地元スタッフが抹茶とおまんじゅうでもてなしてくれた。嬉しいじゃありませんか。
郵便局を改装したり、蔵を改装したりして町民だけでなく旅行者も利用出来る空間があるということはなんと贅沢なことでしょう・・・もう一軒、交流館に向けた改修作業が行われていた。
お抹茶タイムですっかり時間を潰してしまったが、急いでバスに乗り移動、お寺の境内に植えられた320年を越える幹周り6m超のイチョウを見て、森合峠を急いで駆け上がりバードの足跡を辿る散策を無事終えた。
何と言っても「イザベラ・バードランチ」でこのイベントを〆たいと思う。
見よこのご馳走、イザベラ・バードもこの奥地紀行で初めて口にした”鶏肉料理”である。
ランチというより”イザベラ・バード御膳”と名前を変更しよう。
素晴らしいイベントはこうして終えることが出来た。須賀さんを初めとした町民の方々に改めて感謝を申し上げたい。
金山シンポジウムの報告(その2)
夕べの雨も上がりシンポジウムは問題なく出来そうだ。
温泉に入り夕べ体内にしこたま取り込んだアルコールを全て流す。
【7/14(土):シンポジウム当日】
7:00朝食、パネラーのSさん、S嬢(女史)もちょっと緊張気味?・・・(笑)
10:00ホテルの車で会場(町民ホール)入り、応接室でパネラーが自己紹介しながら今日のディスカッションについて軽く打ち合わせをする。クマジィも最初の時は大いに緊張したがいつの間にか本来の図々しさが戻ってきて今では楽しくってしようがない。こんな時は地のままで行くと”腹をくくる”しかないのだ。
町職員Sさんの挨拶でいよいよシンポジウムは開幕した。
鈴木町長挨拶の前にいきなり開会挨拶のご指名が入る。聞いてないよ!
町長の「街並み景観づくり100年構想」の話は実に素晴らしい取り組みと感じ入った次第である。
何せ行政で100年の長期に渡ったまちづくりを行うなど考えられない。
首長替われば施策は変わるのは当たり前の話であって、大切な税金の使い道など考えてない行政の何と多いことか。
13:00いよいよ今日のメインゲスト池内紀(おさむ)氏の基調講演である。
著書「何故かいい町、一泊旅行」を手に取ったときから今日の出番は先生しかないと心に決めて失礼を顧みず口説き落としたのだ。「日本の町 ドイツの町」と題して”木組みのまち”というところに焦点をあててユーモアを交えながら90分間、楽しくも含蓄のある話をしてくれた。「金山の町 ドイツの町」でも良かったのではないかと思うぐらい金山町にとってはいい話であったように思えた。

10分間の休憩ののちパネルディスカッションが始まった。
コーディネーターは図々しくも不肖クマジィが受け持ち、パネラーは「”イザベラ・バードの山形路”を著した渋谷光夫山形大学教授でアルカディア街道I・B倶楽部副会長」、「”蔵の会”でおもてなしを続け、街の案内役も務める地元の阿部一代氏」、「”バードが愛した金山の町”をリポートし、スローフードを提唱するライターの朝倉かおり氏」、「山形の歴史街道800kmを踏査・検証、今や山形の歴史を知り尽くした感のある佐野千晶氏」の5名が会場の参加者と掛け合いをしながら90分楽しくお喋りすることが出来た。・・・と思っているのだが??・・・
「蔵し館」に場所を移して17:30から19:00まで、50名を越える参加者の交流会が行われた。
シンポジウム参加者140名、交流会参加者50名という何とも盛大なシンポジウム初日だった。
19:00終了ではまだまだ飲み足らない参加者は友人の奥さんが経営する”一福や”で夜の更けるまで飲み明かしたことは言うまでもない。
金山シンポジウムの報告(その1)
「"イザベラ・バード"シンポジウムin金山2012」も無事終了した。
【7/13(金):事前準備】
関係者との打ち合わせもあり前日(13/金)に金山入りする。
午後12:30山形新幹線「つばさ」で新庄駅到着、昼食を食べ珈琲を飲みながら迎えの車を待つ。
ちょうどシンポジウムに参加してくれる方と一緒になり途中までホテルの車で送って貰い、バードが越えた上台(うわだい)峠入り口で下ろして貰う。
地元の皆さんが下草刈りをしてくれ”バードの足跡”のコース下見を兼ねて約1.0kmを歩く。

八幡神社はちょうどその日お祭りが予定されていて天気であればかなりの賑わいを体験できそうだ。
八幡神社からバイパスに戻り、橋を渡り坂を越えたところから小川のせせらぎの音を聴きながら砂利道を金山町役場までの距離約6kmを歩いた。せせらぎ、風の音、鳥や蛙の啼き声などを耳にしながら歩くのはいいもんだ。
午後4時30分、金山町役場到着。
二階ではシンポジウム担当の町職員のSさんが会場づくりに余念がない。素晴らしい会場に仕上がっている。
席は100名用意されているというが今日までの参加者は85名、雨でも晴れでも当日になって見なければ参加者の動向は把握出来ない。明日はどうなっているのだろうか。
町職員のSさんと細かな打ち合わせを行い宿舎になっている「シェーネスハイム神室」に送って貰う。
町営スキー場でこんなにも景観にマッチしたホテルを持っているところは他に見あたらないだろう、そのぐらい素晴らしいウッディな造りのホテルである。
タオルを持ってホテル内の温泉につかり、今日の疲れを癒す。外の風景は濃い緑に変わりつつある。
午後6:30ここのスキー場をホームゲレンデにしている友人のS君が美人の奥さん運転で迎えに来てくれた。
これから町に出て、1月スキーに来たとき気に入った”磯舟”という居酒屋で前祝いをやるつもり・・・
山形新聞2012/07/15:イザベラ・バード愛した金山 街並み景観 後世に シンポで意義再確認

「"イザベラ・バード"シンポジウムin金山2012」が7月14日(土)~15日(日)の二日間、山形県金山町にて開催されました。
定員100名のところ県内外より140名もの皆さんにご参加いただきました。心よりお礼申し上げます。
詳細は近々にご報告いたしますが、7/15の山形新聞に紹介されましたのでご覧ください。

イザベラ・バード愛した金山 街並み景観 後世に シンポで意義再確認
山形新聞2012/07/11:イザベラ・バードの足跡ヒントに 金山で14,15日 町づくりシンポ
今週末(7/14-15)に開催される「"イザベラ・バード"シンポジウム in 金山 2012」の告知記事が、山形新聞に掲載されました。
山形新聞2012/07/11イザベラ・バードの足跡ヒントに 金山で14,15日 町づくりシンポ
元気・まちネットでは、山形県を勝手連的に元気にしようと、源義経、松尾芭蕉、イザベラ・バードの三賢者(現在は「清河八郎、イザベラ・バード、白洲次郎」の新三賢者)を取り上げ、広域連携しながら山形県の魅力を全国に広げようと活動してきました。
イザベラ・バードが"ロマンチックな町"と称賛した山形県金山町(かねやままち)に於いて、ドイツ文学者でエッセイストの池内紀氏をお招きしてのシンポジウムと、バードの足跡を散策するイベント(初日はシンポジウム、二日目はバードの足跡を辿る散策)を実施します。まだ間に合いますので、お早めにお申し込みください。 シンポジウムチラシ
【申込み&問合せ先】
〒999-5402 山形県最上郡金山町大字金山324-1
金山町観光協会事務局(金山町産業課内)
Tel 0233-52-2111 fax 0233-52-2004
E-mail keikan@town.kaneyama.yamagata.jp
山形新聞2012/07/10:旧白洲山荘の保存へ 山形市長に活動説明 東京のNPO法人
7月5日(木)、市川山形市長と歓談した記事が、写真入りで山形新聞に掲載されました。

旧白洲山荘の保存へ 山形市長に活動説明 東京のNPO法人

蔵王に存在する旧白洲山荘/ヒュッテ・ヤレンについて市川山形市長に面会、「ヒュッテ・ヤレン保存・活用の会」の趣旨を説明、「スキー場が停滞する中、蔵王には白洲次郎が建てた山荘がある。この山荘を活かしたまちおこしが大切ではないでしょうか」と提案、終始和やかムードで60分の懇談は終わった。我々の提案に快く耳を傾けてくれた。
同席して下さった阿部氏(山形市会議員)、加藤氏(蔵王ロープウエィ(株)常務)、堀氏(寿屋旅館主)、武田氏(山形市産業観光部長)に感謝!
4日間の山形出張 その@
5日(木)〜8日(日)までの4日間、山形に出張した。
田んぼにはすっかり苗が育ち始め周辺の山々の緑も一層濃さを増してきた。
ちょうど栗の花が満開を迎え、そばに寄ると栗の甘い香りが漂ってくる。
【7/5(木)16:00〜17:00】
蔵王に存在する旧白洲山荘/ヒュッテ・ヤレンについて市川山形市長に面会、「ヒュッテ・ヤレン保存・活用の会」の趣旨を説明、「スキー場が停滞する中、蔵王には白洲次郎が建てた山荘がある。この山荘を活かしたまちおこしが大切ではないでしょうか」と提案、終始和やかムードで60分の懇談は終わった。我々の提案に快く耳を傾けてくれた。
同席して下さった阿部氏(山形市会議員)、加藤氏(蔵王ロープウエィ(株)常務)、堀氏(寿屋旅館主)、武田氏(山形市産業観光部長)に感謝!
奇しくも9/8(土)から5回シリーズで吉田茂(渡辺兼)、白洲次郎(谷原章介) のNHKドラマが放映される。こうご期待!!
4日間の山形出張 そのA
【7/6(金)13:00〜17:00】
新庄駅で佐野さんと合流、回天の道アドベンチャーラン第二回目の打ち合わせはコースの下見、距離約25km、標高差300m、かなり厳しいコース設定となった。最高のロケーションである。

夜は新庄に戻り久しぶりに高校の同級生、また小学校の元校長先生と会い記憶喪失になるほどしたたかに飲んだ。二人とも今回のシンポジウムの良き理解者で開催までにずいぶんと骨を折ってくれた。
4日間の山形出張 そのB
イザベラ・バードのシンポジウムの下打ち合わせ、小雨だが2日目に散策する上台峠〜まちなか散歩のシュミレーションを役場の職員の方を確認する。参加者は現在40名だが、地元から の参加者はこれかららしい。多分60名は超えるだろう。
手応えを感じている。役場の玄関には大きなポスターが掲げられていた。会場の雰囲気もいい。

4日間の山形出張 そのC
霊峰月山の麓に位置する西川町生涯学習課課:後藤課長さんと「僻地医療に一生を捧げた女医:志田周子(ちかこ)の生涯」映画化の為、彼女を紹介するHP作成を依頼される。佐野さんの出番である。賛助会員になってくれることを約束。
昼食は三元豚で有名な平田牧場のメンチカツ定食&和風ハンバーグ定食を食べ昼過ぎのつばさで帰京。今回の収穫のある山形行きでした。
疲れた〜・・・帰りの新幹線「つばさ」は爆睡、気がついたときは上野だった。